噴飯の東京五輪決定

今朝ラジオをつけると、「2020年の夏季五輪開催地は東京に決定」のニュースが聴こえてきた。
何事につけ、一般大衆が本当に望んでいることを決してやらないこの国の政官業が、珍しく民意を実現する機会を得た瞬間である-などと言うだけ虚しい。一体誰が東京五輪など熱望しているというのだ?!
商業化が言われて久しい五輪を食い物にする利権屋たちだけだろう。この国の支配層が民意を汲むなどあり得ないからだ。
先のサッカー、コンフェデ杯では開催地のブラジルで大規模な抗議デモが起きたが、「そんな大会にカネかけるくらいなら、オレたちの生活を何とかしろ!」というものだった。
今回の他の候補地、イスタンブールやマドリードの大衆も、行政を巡って大規模な抗議デモを起こすことにかけては筋金入りだ。つまり、支配層のデタラメに対して物言う市民がうじゃうじゃいるのである。
「東京は安心・安全」とアピールしたらしいが、その心は「五輪利権を貪る皆様がどれだけ跋扈しようが、文句一つ言わないヘタレ市民しかおりませんので、安心しておカネ儲けに勤しんで頂けます」ということだ。