2011年05月

CONCIERTO PARA UN PUEBLO DOMINICANO (DVD) - Silvio Rodriguez

昨秋にシルビオ・ロドリゲスのライブ(2007)DVDが発売されていた。まったくの不覚;)
彼のライブ映像は今やいくらでもYouTube等で観ることができるが、やはり気になって買ってしまった。リンクの紹介欄には「ファンの間では、近年最高のステージとさえ言われている」とある。
たしかに、映像作品としては、とてもいい感じの仕上がり。しかし...80~90年代にあった、迸る熱情のようなものが殆ど感じられない。彼のギターが胸に迫ることもない。第一、そのギターが殆ど前面に出て来ないのである。もう若くはないとはいえ、この時まだ60歳である。こうなると、それこそ出色の出来だったチリでのライブ(1990)こそDVD化して欲しいところ。ジャズ系ピアニスト、Chucho Valdes率いるIrakereをバックにしての圧巻のステージは、今のところCDしかリリースされていない。

仏ドービル・サミットの菅首相

日刊ゲンダイは「日本の恥さらし」と書いているが、誰からそう言われようが、何も感じないのが菅首相である。
病気レベル。菅氏の近くにいた人は、とっくの昔に気付いていたに違いないが、私のような多くの一般人は知る由もなかった。浜矩子氏ですら騙されていたのである。
それが、首相になったことで、どんどんメッキが剥げ出した。
菅氏の非常識は、大地震/大津波の後、さらに酷くなったが、もちろん辞めない。非常識な人間に常識的に考えてもらうこと、つまり自ら辞任することなど、期待しようがないのだ!
エジプトだったら、とっくに市民による大規模な抗議デモが起きていただろうが、日本ではまず起きない。抗うより、諦める感情で満たされるように馴らされているからである。

ダニエル・バレンボイムの声とオバマ爆弾演説

藤永茂氏ブログ「私の闇の奥」でバレンボイムのインタビューが紹介されていた。
そして、5/19にオバマ大統領の「爆弾演説」(孫崎享氏)があった。天木氏も驚きをもって歓迎されている。

オバマ米大統領の中東和平提案を素直に歓迎する

...そこで重要になってくるのはパレスチナ強硬派の出方だ。私がハマスの指導者であれば、このチャンスを決して逃さない。
すなわち一切の武装抵抗を控え、イスラエルの生存権を認め、イスラエルにオバマ提案を拒否する口実を与えない。そうすることによってはじめてイスラエルの主張の誤りを国際社会に明らかにさせることができるのだ...

天木氏メルマガNo.351

東京新聞-海洋放出は「米の要請」発言撤回 平田オリザ氏が謝罪

2011/5/19
劇作家の平田オリザ内閣官房参与は19日までに...福島第1原発事故の汚染水の海洋放出は「米国からの要請」とした自らの発言について「他の事柄と混同したもので、事実ではない。撤回して謝罪する...」とのコメントを所属事務所を通じて発表した...
平田氏は17日、ソウル市内で講演し、放射性物質を含む汚染水を海に放出したことについて「米国からの強い要請で(海に)流れた」と述べた。

(共同)

東京新聞-原発、汚染水放出は「米の要請」平田参与ソウルで発言

2011/5/18
【ソウル共同】内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏(48)が17日、ソウル市内で講演し、福島第1原発の事故で放射性物質を含む比較的低濃度の汚染水を海に放出したことについて「米国からの強い要請で(海に)流れた」と述べた。講演の出席者が18日、明らかにした。

汚染水の放出は、東京電力からの報告を受けて日本政府が容認したとされる。放出が日本政府独自の判断ではなく、米国の要請に基づくものと受け取られかねない発言で、論議を呼びそうだ...