2010年06月

愚劣な「2010NHKサッカーテーマ」

しつこいようで恐縮ながら、W杯番組で煩く流れ続ける例のBGMに再びダメ出しさせて頂く。
私は以前の記事で-カッコイイつもりでサビのところだけ英語になる歌と同様、「愚劣な植民地根性丸出し」というものである-と書いた。
件の「タマシイレボリューション」なるBGMは、よくよく聴いてみると、サビはおろか全編バカみたいに英語が散りばめられていることがわかった。こんな具合だ-

突っ走るのさ go to the future
ride on, ride on 回りだすメリーゴーランド
・・・
そう、それが it's my rule 目指せ最大級
前に道などナッシング
そう、全て心意気 起こせよ new wave
・・・
So, 逆境は I don't care 最強に変身中

サッカーW杯-日本xオランダ戦

1-0で日本の負け。それにしてもつまらない試合だった。
何故だろうか。前回のカメルーン戦も海外メディアには「W杯史上サイテーのつまらなさ」と酷評されたらしい。
それは言い過ぎだろう。日本は過去のW杯でもっと酷い試合をしているからだ。
いずれにせよ、はっきり言って日本の実力はまだW杯レベルではないと思う。素人の私がTV画面で見ていても、技術、スピード、パワーのどれも物足りないことしきり。松井、長谷部、本田選手クラスがずらっと揃わないとダメだ。
つまり、ヘタだからつまらないという面はたしかにある。しかし、それ以上につまらなくしているのはメンタリティの方だ。
ヘタでも「ボロ負けはカッコ悪い」という減点主義文化に染まっているせいか、「得点」より「失点」に意識が偏重する。冒険心は影を潜めてしまう。当然ダイナミックなプレーにはならず、相手も「暖簾に腕押し」状態になる。
その意味ではたしかに「相手の良さを消した」ことになるのだろうが、試合を台無しにしていたと言った方が当たっていそうだ。

NHK-サッカーW杯報道

テレ朝-報道ステーションでもW杯報道を見ていたが、なかなか好感が持てる報道ぶり。オシム氏のコメント、ゴールを決めた本田選手らのエピソードなど、感心しながら聞いていた。煩いBGMがないのも良かった。
だがNHKは違う。サッカーに全然そぐわないBGM(シャウト系ロック)が流れて毎度厭になる。
せめて、小気味良いもう一つのBGM(アフロビート?)だけにすればいいのに、煩く弾力のない音で「隙間」を埋め尽くさないと気が済まないのだろう。
ポルトガルのC.ロナウド選手を女性キャスターが執拗に褒めちぎっているのも、恥ずかしいからやめなさい。
聞きかじりの評判にすぐ影響されてしまう軽過ぎる脳ミソ、甘いマスクの白人モデル系(ここがポイント)スター選手にミーハーに飛びつく、バカな日本の女をいつまで晒すつもりですか?
これら状況証拠から、たぶんディレクターは「新人類」世代だ。
テレ朝でのオシム氏は、「カメルーン戦の勝利を選手やファンのみなさんがどう評価するかが(今後の日本にとって)大事」と、浮かれていないで日本の実力を直視するよう含ませていたと思うが、サッカーだけに留まらない話である。そしてこんなアドバイスも全くピンと来ないNHKである。

Silvio Rodriguez-30年ぶりの米国公演 (NJ.com)

2010/06/03
歯に衣着せぬ音楽家-シルビオ・ロドリゲス、再びニューヨークへ

By Ed Morales/For The Star-Ledger

ニューヨーク発-キューバのシンガーソングライターシルビオ・ロドリゲスは、40年以上に渡って好悪を分けてきた。中南米にいる多くの夢想的な理想主義者や、米国の中南米系住民には、彼はロマンチックな詩人、政治を変えるための吟遊詩人だ。しかし、1959年のキューバ革命に反対した者たち、とくに南フロリダを超えて広がっている亡命者のコミュニティにとって、彼は、彼ら亡命者が決して受け入れないであろうキューバ現政権のもっとも明白な支持者である。