金沢大学付属病院-医療ミス問題
今日のテレビ朝日-サンデープロジェクトで、金沢大学付属病院の医療ミスを取り上げていた。
亡くなってしまった患者の遺族が「医療ミスのせいだ!」と怒りの訴訟を起こし、打出喜義という医師の内部告発によって患者側は勝訴した。しかし、打出氏は病院から完全に干されてしまう。
上司の教授が「そういう(内部告発するような)人とは一緒に仕事したくない」と辞職を迫っている録音テープも流されていた。
堪りかねた打出氏は大学のハラスメント委員会に訴えるが、その対応も「やっぱり」というものだった。「ハラスメントがあったことは認めるが、この件は一切口外しないように」と口を封じたのである。
番組を詳しく見ていたわけではないが、打出氏は、こんな当たり前の良心が否定されて、簡単に屈するわけにはいかないとの思いなのだと察する。
取材者は対策として、病院側への罰則を設けることを挙げていたが、そんなことで改まりはしないと思う。
いつかの食品偽装やNHK番組改竄問題で内部告発した人たちも理不尽な目に遭っている。イラク開戦に反対した天木氏にしても同じことだ。要するに日本社会に蔓延している病理と言っていいのではないか。
「所詮人間はエラくなると腐るもの」、「腐った人間じゃないとエラくなれない」などと片付けて済む話ではないと思う。
そう言えば、先日の天木氏メルマガNo.55も「日本という国は、ひょっとしたら恐ろしくモラルの低い国かもしれない。欺瞞に満ちた国かもしれない。」と結ばれていた。
亡くなってしまった患者の遺族が「医療ミスのせいだ!」と怒りの訴訟を起こし、打出喜義という医師の内部告発によって患者側は勝訴した。しかし、打出氏は病院から完全に干されてしまう。
上司の教授が「そういう(内部告発するような)人とは一緒に仕事したくない」と辞職を迫っている録音テープも流されていた。
堪りかねた打出氏は大学のハラスメント委員会に訴えるが、その対応も「やっぱり」というものだった。「ハラスメントがあったことは認めるが、この件は一切口外しないように」と口を封じたのである。
番組を詳しく見ていたわけではないが、打出氏は、こんな当たり前の良心が否定されて、簡単に屈するわけにはいかないとの思いなのだと察する。
取材者は対策として、病院側への罰則を設けることを挙げていたが、そんなことで改まりはしないと思う。
いつかの食品偽装やNHK番組改竄問題で内部告発した人たちも理不尽な目に遭っている。イラク開戦に反対した天木氏にしても同じことだ。要するに日本社会に蔓延している病理と言っていいのではないか。
「所詮人間はエラくなると腐るもの」、「腐った人間じゃないとエラくなれない」などと片付けて済む話ではないと思う。
そう言えば、先日の天木氏メルマガNo.55も「日本という国は、ひょっとしたら恐ろしくモラルの低い国かもしれない。欺瞞に満ちた国かもしれない。」と結ばれていた。