NHK-追跡!AtoZ「問われる日本人の“言語力”」
以前放送されたクローズアップ現代「“言語力”が危ない~衰える 話す書く力~」の続編であろうか。
「クロ現」は問題提起の仕方がおかしいと思ったが、今回の方にも「追跡不足」を感じた。
かつて80年代半ば、「ジャパン・アズ・No.1」などという本が話題になっていた頃、企業のトップは檄を飛ばしていた-欧米のモノマネで済む時代は終わった。これからは独創性だ!-
だが、そんなトップの多くには、出る杭を打つ日本の伝統風土や徹底した上位下達の企業論理などと独創性が全く相容れないものであるとの自覚がなかった。会社などで何か独創的な仕事をしようと時間を使おうものなら、すぐに「遊んでるんじゃないよ、仕事しろよ」と邪魔されたに決まっている。「アイディア練るなんてのは、往き帰りの電車の中でやれよ」と。
何故そうなるのかと言えば、企業のトップ自身にそんな独創的な仕事をした経験がないからだ。だから独創に必要な環境がどういうものかも分からず、その邪魔立てするものに大鉈振うこともない。結局相も変わらず、「考えるな!」という態度で命じる上司に従順なだけの、独創の「ど」の字もない社員だらけにしてきたのである。まさに「問われる日本人の“独創力”」という状況。
「クロ現」は問題提起の仕方がおかしいと思ったが、今回の方にも「追跡不足」を感じた。
かつて80年代半ば、「ジャパン・アズ・No.1」などという本が話題になっていた頃、企業のトップは檄を飛ばしていた-欧米のモノマネで済む時代は終わった。これからは独創性だ!-
だが、そんなトップの多くには、出る杭を打つ日本の伝統風土や徹底した上位下達の企業論理などと独創性が全く相容れないものであるとの自覚がなかった。会社などで何か独創的な仕事をしようと時間を使おうものなら、すぐに「遊んでるんじゃないよ、仕事しろよ」と邪魔されたに決まっている。「アイディア練るなんてのは、往き帰りの電車の中でやれよ」と。
何故そうなるのかと言えば、企業のトップ自身にそんな独創的な仕事をした経験がないからだ。だから独創に必要な環境がどういうものかも分からず、その邪魔立てするものに大鉈振うこともない。結局相も変わらず、「考えるな!」という態度で命じる上司に従順なだけの、独創の「ど」の字もない社員だらけにしてきたのである。まさに「問われる日本人の“独創力”」という状況。