2009年07月

天木氏メルマガNo.265, 266

昨日のNHKニュース-日米の官僚間で米国の「核の傘」に関する協議が開かれた-
米側は「核の傘が強固であることを確認する」と言っていた。オバマ政権が核軍縮路線を打ち出す中、北朝鮮の核に怯える日本の不安を和らげるためだという。
なんかおかしい。「核には核を!」などと大っぴらに言うことが何で日本政府に許されるのか?
政府が「核持ち込み密約」を一切認めない一方で、「核で守ってもらうのは大いにケッコウ」と地均しを進める官僚はお咎め無し。オバマが核軍縮を言うなら、本来なら日本は、非核三原則を実質的なものにしようと動くのが筋だ。
「"思いやり予算"を貰える日本との関係は大切だ」との米側発言もあった。言い値で払っているに違いない"思いやり予算"。ふざけた話だ。
だいたい、何で政治家がこの場に出てこないのか。そこに届いたメルマガNo.265-政治不在のなかでほくそ笑む官僚たち-に、やはりそうかと合点する。
NHKにダメ元で上の通り伝え、ただタレ流されてはかなわない旨クレーム。同様の記事を見つけた毎日新聞にも問合せたが、こちらは概ね同調してくれた。しかし、「ただ、この手の情報取るのはなかなか大変で、途中経過を事前に掴むのはすごく難しいんです。それで往々にして、記事になるのは"全て決まった後"ということになりがちなんですが...」と。一般生活者としては溜息つくばかり。

文化が育つ風土

とあるジャーナリストが、文化というのは本来こよなく左翼的であると言っていた。
体制側の「文化」など、本当にツマラナイと。
仮に政権交代すれば、少しはリベラルな風土が生まれるだろうか。
日本のアニメ/マンガ、メイド喫茶が海外で人気だといって、それが日本文化のウリになるような風土はうすら寂しいばかりである。しかし、どうも民主党にはそんな軽さにすんなり迎合するイメージが付き纏う。

橋下/東国原知事(毎日jp)

自信満々の出馬条件の提示から3週間余り。自民党内や世論の思わぬ反発を招いた「そのまんま劇場」は、多くの県民に後味の悪さを残して終幕を迎えた。

自民の選挙対策を取り仕切る責任者自らの出馬要請に、知事の発言は日増しに自信にあふれるようになったが、静岡県知事選と東京都議選の相次ぐ敗北を受け、東国原劇場の「株価」は暴落した。


先の戦争もこんな風に始まり、終わったのではなかったのか。メディアの振舞い方にしても。
記事の中で「地方分権」の阻害要因や推進のための処方箋について、核心にはまず触れない。本気で霞ヶ関と闘う決意があるのか詳しく確かめることもない。大して時間も取らないだろうに。
もう1人についても同じことを繰り返すだけだろう。

民主党は...人気の高い橋下氏を不用意に扱うことで世論の支持を失うことは避けたいとの思惑ものぞく。


小泉/竹中氏のコピーみたいな人間に、まだ気兼ねしなければならないのか?!...