2009年05月

天木氏メルマガNo.193

裁判員制度を全面的に擁護する朝日の社説

他紙が、裁判員制度の開始を国民に知らせる目的でその制度の問題点を客観的に書いているのに比べ、朝日の社説は総務省、裁判所側に全面的に軸足を置いた社説である...極めつけは社説の次の締めくくりのひとことだ。

「裁判員制度を失敗させるわけにはいかない」

語るに落ちるとはこのことだ。これは、誤りに気づいても、面子にこだわって引き戻れない、引き戻らない、官僚そのものが発する言葉ではないか。

岡田氏の代表選演説

瑣末ながら気になったのは、中曽根元首相の逸話などを好意的に引き合いに出す感覚である。それから、キメ台詞のつもりで「kill the time」とか「one issue」などと英語を発するのも気に入らない。カッコイイつもりでサビのところだけ英語になる歌と同様、「愚劣な植民地根性丸出し」というものである。
いつだったか、小沢氏が「(タウンミーティングという)横文字は不慣れだが」云々言っていたが、むしろ好感が持てる。

小沢**大臣?

民主党代表選、政官業がこぞって岡田氏を押しているらしい。なんでも、先日の記者会見では小沢氏の検察批判について、「党を巻き込まず、個人レベルでの批判に留めるべき」と言ったそうである。それなら鳩山氏の方がいい。それで政権交代後は小沢財務大臣誕生とか?! 法務相や外務相もいいかもしれない;)

小沢氏辞任

休暇を取ったその日の天木氏メルマガNo.181は朝日新聞の投書を紹介していた。

「・・・小沢代表のような剛腕でないと政権与党や官僚の手練手管に対抗できない。民主党員は、小沢氏が代表を辞めれば選挙に勝てると思っているようだが、(たとえ)総選挙になんとか勝てても、(それでは)官僚支配を終わらせることまでは永遠にできなくなるだろう・・・」

全く同感で、休みついでに民主党に電話して「小沢氏続投こそ!」とエールを送っていた。
そこへ「小沢氏辞任の意向」のニュース!...混乱しながらまた民主党に電話をかける。
詳しいことは全く聞かされていないとのことだったが。とにかく伝えるだけ伝えた。
・辞めるといって、どう納得したらいいのか。
・辞めろという世論が多勢で、総選挙への影響があるから辞める、ああそうですか、というわけにはいかない。
・要するに、見識ある人も、マスコミに洗脳されて「コイズミさん、ステキッ!」などという人も、一票の重みは同じだからこんなバカなことが起こる。
・結局、多数派の見識ない人を騙くらかして「小沢民主」へ票が流れるのを食い止めた自公の勝ち。それだけのことだ。バカバカしい!
・先の大連立のときの例もあるので、今からでも辞任撤回を強く望む。
等々...