NHK

NHKラジオ「日・中・韓 三つの文化を生きて」

何気なくつけたラジオから流し聴きしていただけだが、どうにも引っ掛かるのは何故か。
流暢でキレイな声の日本語で語っているのは通訳者・文化研究者の張景子という方らしい。
実は最近、他でも少なからず耳にする「今、日中関係が政治的には冷え込んでいるので、こうした民間レベルでの交流を...」云々。
それはそれで結構なことだと思うが、日中関係が冷え込むに至った経緯そのものに全く触れようとしないのは何故なのだ。
日韓関係にしても同様だ。

NHK-ラジオ深夜便-ミッキー吉野氏インタビュー

キーボード奏者のこの人を知ったのは遥か昔、NHK土曜ドラマ「男たちの旅路」の音楽が耳に留まった時だったろうか。その頃、彼のバンド「ゴダイゴ」が歌番組にもよく出ていたせいで名前を覚えたのかもしれない。
たまたまラジオから聴こえてきた吉野氏の話を聴きながら、そんなことを思い出していたが、またも解せない会話があったのでそれを書く次第。

NHKスペシャル「日中外交はこうして始まった」-またしても悪質な論点隠し

相変わらずの尖閣報道だ。タイトルにあるように昔の経緯をあれこれ紹介していたが、全ては今の尖閣問題故である。だったら、事の本質を見極める材料をしっかり提示しないでどうする。この番組での説明-

1895 日清戦争に勝った日本が尖閣を日本領にした
1945 以来、尖閣は米国の施政下に置かれた
196x (60年代後半)尖閣周辺から石油が出る可能性が指摘され、中国、台湾が領有権を主張し始める
1972 沖縄返還協定により、尖閣は日本に返還された

カイロ宣言、ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約にはあえて触れないのだ。1972年の日中国交正常化交渉でも、尖閣は田中首相が話題にしかけたものの、結局不問に付されたとのことだが、それをNHKは、どうしても「領土問題なし」とのオチにしたいらしい。

NHKスペシャル「対立を克服できるか~領土で揺れる日中・日韓~」

日本に突如向けられた反感や不信の根底にあるものは、何なのか。専門家による分析や徹底討論を通じて浮き彫りにし、今後の日中、日韓関係の課題を探る。


この問題を報じるNHKの御用ぶりは当初から酷い。それでこんな番組に何も期待していなかったが、問題を分析する「専門家」とは誰なのか、気になって番組表など見てみたが載っていない。
だが、番組が始まると、田中均氏、櫻井よしこ氏らが映っていた。だから放送するまで出演者を伏せていたのだろう。「もっとマシな『専門家』を呼べ!」とクレームが殺到するからだ。

孫崎享氏Twitter 2012.09.05

吉田茂

NHKドラマ吉田茂の「負けて勝つ」。
本当か!歴史を見れば、吉田茂、本質従米以外の何者でもない。
今日日本の政治の醜さの原型は吉田首相に。
占領下米国隷従の吉田首相が独立後も政権を担ったのが日本の悲劇。
かつ池田勇人等吉田学校とか言ってその後の政治家も継承。
米国隷属の権化を英雄に仕立てようとするNHKドラマは何を意図?
番組偶然でない。野田首相はTPPやオスプレイ等で全くの隷属。その時期にこの番組。
という訳で、見る時の手引き書を作成